#えむけーろぐ

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独自ドメインでメールを受け取りたいだけなら、iCloud+のカスタムメールドメイン機能がいいかも

結論、独自ドメインでメールを受け取りたいだけならiCloud+のカスタムメールドメイン機能を使うと良い。

Apple MusicやiCloudストレージなど、ある程度Appleのサービスを使い倒している人ならだいたい入っていると思う。

support.apple.com

こんな感じでiCloudメールのエイリアスとして独自ドメインのメールアドレスを作ることが出来る。

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メールはメインのiCloudメールの受信ボックスに届く。iCloudメールなんて普段見ないよ、という人は普段使いのメールアドレスに転送することも出来る。

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ドメインを持っていることの証明として、webmasterやadminみたいな特定のメールアドレスにメールを送って記載されているリンクを踏んで……というやり方を要求される時があるが、そんなときはこれで十分なのではと思う。

G Suite無償版難民かつApple信者な方はぜひ。

『Web配信の技術』を読んだ

出版されてすぐ買ったものの、積読本になっていた『Web配信の技術』を読んだのでメモ。

この表紙を見て「キャッシュ周り、特にCDNの本かな」という期待をして購入した。もちろんCDNへの言及も多いものの、特に前半はCDN以前にWeb配信という領域でHTTPの仕様を理解しつつ当たり前のこと当たり前にやりましょう、という話が多く書いてあった印象。例えばgzip圧縮ちゃんとしましょう、とか不必要にデカいアセットを配信するのはやめましょう、とか。各種HTTPヘッダ(VaryとかAccept-Encodingとか、もちろんCache-Controlとか)の役割などについてもRFCを参照しながら解説されていた。no-cacheは「キャッシュをするな」という意味ではないですよー、とかそういうところも。リバースプロキシやCDNをうまく使う話は後半に寄っていた気がする。

本の中でも書かれていたが、「Web配信」というとどうしてもYouTubeやSpotifyなどのように大きなファイルの配信を必要とするWebサイトや、ソシャゲやメディアなどtoC寄りのサービスのほうを想像してしまいがち。またこの手のサイトは時間帯によってアクセス数の大小が激しかったり、バズると跳ねがちなので配信頑張らなきゃいけないのは自明。でも実際はそれだけではなくて、toBのWebサービスも立派なWeb配信である。今どき画像を使わないWebサービスなんてそうそう無いし、そもそもHTMLを吐き出すのだって裏側のDBや外部サービスにアクセスして何かしらの処理をして生成するんだからコストは掛かる。そのため、この本で書いてあるようなWeb配信をちゃんとやるプラクティスは役に立つ。

今どきはアクセスがそんなに多くないtoBのサービスでもEC2やS3をそのままインターネットに露出させずCloudFrontを挟んでいると思うが、それはなぜなのか。オリジンが太平洋を跨いだUSにあるHerokuでも、直アクセスするよりCDNを挟んだほうが日本からの遅延が少ないのだが、それはなぜなのか。本書を読めば、これらの疑問にそれなりの根拠を持って答えられるようになると思う。

あと僕みたいなRails中心でやってきたWebエンジニアは、HTTPのキャッシュまわりの意識が低い傾向にある気がしていて、静的コンテンツはとりあえずキャッシュさせるものの、動的コンテンツは一切キャッシュしない*1ケースが多いと思う。何も考えずにRailsでコードを書くと多分そうなる。本書では「動的コンテンツをキャッシュさせる意義と方法」や、「動的コンテンツ中心のWebサイトでCDNを通す意義」についても触れられていて、その辺をちゃんとやっていこうという気持ちにもなる。

最後の方の章では、CDNの役割が単なるキャッシュサーバではないということにも触れられていた。CDNの本質は世界中のネットワーク品質が良く、ユーザに近いところにエッジサーバがあることであり、キャッシュはCDNが得意ないくつかのことのひとつに過ぎない。キャリア的にtoBのサービスを作ることが多くCDN無くてもいいんじゃないと言われがちかもしれない自分にとって、この視点を獲得できたのは大きい。

 

積ん読だったこの本を再度手にとった動機はPodcastの音声配信まわりの改善*2だが、本業の仕事の方でも十分役立てられそうな内容が多くてよかった。

*1:Railsのコントローラーから返すレスポンスは基本 Cache-Control: max-age=0, private, must-revalidate なはず

*2:趣味でやっている「ゆるふわPodcast」の音声配信はすべて自作している。参考: Podcast配信システムを自作したら捗った話 - SpeakerDeck

吉祥寺.pm 28でPodcastの音声配信について発表してきた #kichijojipm

吉祥寺.pmというイベントでゆるふわPodcastの音声配信システムについて発表してきた。

kichijojipm.connpass.com

Podcastは、Web上にMP3ファイルとそのURLが記載されたRSSフィードを置いておけば成立する。それをちゃんとやろうとすると結構大変そうだなぁということで、2019年のPodcast開始時からストレージと音声配信はSoundCloudに任せていた(WebサイトとRSSフィードは自前で作っていた)のだが、4年目に突入するこのタイミングでアナリティクスの弱さをはじめとする自由度の低さと金銭・作業コストが気になり始めたので自作することにした。

配信システムが大方完成し公開できそうなことだしどこかで成果発表でもしたいな、というタイミングで、たまたま過去にもお世話になった*1吉祥寺.pmが開催予定で枠も空いていたので登壇申し込みをした、という感じ。

スライドは下記の通り。

speakerdeck.com

他の方々の発表も前回同様ガチ技術ネタからゆるいものまで様々で楽しかった。

それなりにプライベートの時間を使って組み上げたものだったので、その成果を発表できる場があるのはとても嬉しい。聞いていただいたみなさん、場を作ってくれた運営者様ありがとうございました。

*1:2020年6月のイベントでもLTさせて頂いた

一人でアドベントカレンダーをやるのは大変

2018年から毎年やっている一人アドベントカレンダーですが、去年・今年と2年連続で完走することが出来なかった。

去年も今年も、なんだかんだ忙しく記事を書こうとならなかったのが敗因だ。生活スタイルが変わったりして、インターネットより現実世界に比重を置くようになったということなのかもしれない。

あと、Podcastを毎週配信するようになったのも大きいかもしれない。日記としてのブログに書くような話は、Podcastでやってしまっているのだ。

そんなわけで、一人アドベントカレンダーは今年でやめにしようと思う。

おもしろがってくれたみなさんありがとうございました。

魚焼きグリル

※この記事は mktakuya Advent Calendar 2021 14日目の記事です。

 

今住んでいる賃貸マンションには魚焼きグリルが付いているのだが、入居からまだ一度も使っていない。洗うのがめちゃくちゃ大変そうだからである。

実際に魚焼きグリルを使ったことはないのだが、今の家に引っ越してくるとき母親にそう言われたのでビビってしまっているのが実情だ。

しかし、考えてみれば今は食洗機があるので使ってみても良いかもしれない。

このあたりの記事を読んで予習しておくか。

www.hokkaido-gas.co.jp

Podcastのタイ高専回

※この記事は mktakuya Advent Calendar 2021 13日目の記事です。

 

先日収録したPodcastのゲスト回が公開された。

yuru28.com

収録のときは気づかなかったけど、前回は2020年の11月だったので、1年ぶりくらいにゲスト出演していただいたようだ。

いつもは各自のローカル録音をそれぞれ1ゲスト1トラックで編集していたのだけど、今回はローカル録音に失敗してしまったのでAudio Hijackで収録したバックアップをもとに編集した。バックアップの大切さを痛感する。

音質的に少し厳しいところがあったが、公開してみると編集時よりはだいぶマシになっている。ダイナミックマイクを使っているのでノイズはもともと少ないが、マイクとの距離が一定でなかったことによる音量の波は、Vocal RiderとAuphonic Levelerで結構吸収できていたようだ。

wavesjapan.jp

auphonic.com

音の反響が強い環境に対する手札をまだ持っていないので、次はそのへんを揃えていこうかな。コロナがもっと落ち着いてきたら対面収録とかしてみたいし。

みさきまぐろきっぷ

※この記事は mktakuya Advent Calendar 2021 12日目の記事です。

 

京急電鉄が販売しているみさきまぐろきっぷを使って、三浦半島に小旅行してきた。

www.keikyu.co.jp

品川や横浜など各京急線の駅から、三崎口駅までの切符と、三崎港周辺の飲食店でのお食事チケットと、お楽しみチケットがセットになった企画商品。僕は横浜駅からで3480円だった。

食事処は終点三崎口の一つ前、三崎海岸駅の方にありそうだったので、そこで降りた。

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寿司を食べたり、温泉入ったりなどして満足。

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熱海や湯河原なんかのザ・観光地という感じではなかったが、「あぁなんか港町ってこういう感じだったよね、苫小牧とか釧路とか」って感じだった。

良い1日でした。