諸事情*1で1週間ほど人生の秋休みが発生した。GoToトラベルキャンペーンに乗っかかりたかったわけじゃないけど、そういや社会人なってから異常にお金が無かったり異常に忙しかったりで旅行とか行ってないなぁと思ったので、一人旅をしてみることにした。
場所は湯河原。たまたまじゃらんで検索して予約が空いてた近場がそこだったから。あんまり関東の温泉地知らないのだけど、結構有名ドコロではあるらしい。場所的には神奈川県と静岡県の境目あたり。東京駅から特急「踊り子」に乗り1時間ちょい。
駅前
観光で潤った街の駅前という感じ。建物もオシャレでいいですね。思ったより路線バスが発達しているようだ。田舎あるあるの1時間に1本みたいな感じではなく、10分20分待てばとりあえず乗れるというような感じ。まぁ神奈川県だしな。
— mktakuya (@mktakuya) 2020年10月27日
広場には手湯があった。温泉街らしくて良い感じ。
無色透明な温泉が湧いていた。僕も無職なのでちょうどいい。
海
宿まで少し時間があったので、海に行くことにした。駅から歩いて15分くらいかな?海まで行く途中の町並みはこんな感じ。
この感じ好感持てすぎる pic.twitter.com/ZKNfSU0X0X
— mktakuya (@mktakuya) 2020年10月27日
海はこんな感じ。まぁ、海だよねという感想しかなかった。釣り人がたくさんいた。いろいろ釣れるらしい。
人間国宝美術館
海に行く途中に見えた人間国宝美術館という看板が非常に気になっていた。調べてみると海から駅に帰る途中にあるらしくひとまず建物だけでも見に行くことに。
なかなかおもしろい名前だなぁどうしようかなぁと覗き込んだら受付の方と思いっきり目があったので入ることにww入場料1000円に抹茶のサービスがついていた。
結果、なかなかおもしろい体験が出来た気がする。
4階建てのビルで、一度最上階までエレベーターで上がったあと下りながら順路を回っていく。美術館の名の通り、人間国宝が作った作品はもちろん、いろいろなジャンルの美術品が展示されている。あんまり詳しくないので興味ある方は適当に公式のWebサイトでも見てください。
ちょうど作品入れ替え中の職員さんの方がいたので色々お話を聞いてみたところ、この美術館は実業家である山口伸廣さんという方が個人で運営されているそうだ。
「多忙な現代人にとって高級な美に触れて快い時間を過ごすことが必要」という使命のもと設立されただけあって、あんまり美術館とか行かないので他と比べてどうという話は出来ないけれど、初心者向けの説明が多かったり、普段の暮らしの中で美術品を楽しむというテーマのもと集められた作品だったりが展示されている。また作品はすべて撮影OKだった。
その道の人から見れば「なんでこんなところにこんな作品が!?」と驚くような、充実した展示内容らしい。職員さん曰く館内の作品で一番高いのはこのお皿だそう。
他にもせんとくん作者の籔内佐斗司さんの作品があったり、
「家族で囲む日々の食卓を美術品でやってみた」的なテーマの展示があったり。
館内を一通り回り終えると、1階で抹茶を頂ける。人間国宝が作った茶碗を使って抹茶を飲めるそうだ。20万円くらいから400万円くらいまでの値がついた茶碗が並ぶ。そこからひとつを選ぶ。見た目のかっこよさと最悪の場合を考えて40万円のやつにした。
用の美というか、ただ展示するだけでなく実際に使ってもらうことで色々と感じ取ってもらいたいというオーナーの意向からこのサービスをやっているとのこと。創設から13年、お客さんがみんな大事に扱ってくれる(当たり前)ので今まで割ってしまった人はいないらしい。
宿
宿はニューウェルシティ湯河原というところにした。空いてたので。
館内は小綺麗な感じ。2018年にリニューアルしてたらしい。湯河原は海と山と川に囲われた街で、今回泊まった旅館はその川のほとりにある。そしてこれは全くの偶然なのだけど、その川の名は千歳川というらしい。僕の生まれ育った北海道千歳市にも千歳川があったので、なにか親近感が湧く。
温泉はふたつあった。日帰り利用も出来る露天風呂「いずみの湯」と、地下の大浴場。地下の大浴場は正直しょぼかったので露天風呂をおすすめしたい。
食事も豪華でなかなか良かった。
みかん狩り
今回は一泊二日の旅行なので翌朝にチェックアウト。早起きに成功して思ったより時間があったので、前日駅前で見かけて気になっていたみかん狩りに行ってみることに。
休日は駅前まで迎えに来てくれる電話番号があったのだけど、平日は不通のようだったのでこれまた駅から10分ほど歩いたところにある案内所に行く。5分ほど待っていたらバンが来て、そこにのって農場へ。
農場はちょっとした斜面にあった。400円で取り放題、持ち帰りは禁止。
みかんって木になるものなんだという学びがあった。いやなんとなく知ってはいたんだけど、実物を見るのは初めてかも。
色がついていても大きいのはすっぱい印象。色が濃くて小さいやつのほうが甘かったかな。みかんの旬って12月頃のはずで、10月末だとまだ熟していないというのもあったかもしれない。
パワースポット
みかん狩りを終えてもまだ時間があったので、駅近くにあるパワースポットに行くことにした。なんのパワーがもらえるかは知らない。
城願寺というお寺にある樹齢800年ほどのビャクシン。これが何らかのパワーを与えてくれるらしい。
自然の香りがしてよかった。
おわり
とまあそんな感じで楽しかった旅行でした。GoToトラベルを理解するのにエネルギーを使い果たしてしまい、宿と電車以外の決めずに行ったのだけどそれでもいきあたりばったりでめちゃくちゃ楽しめたので良かった。
学校の研修旅行や会社のワークショップなんかで温泉旅館行ったことはあっても、純粋な一人旅で温泉旅館って行ったことなかったので、たまにはこういうのも良いなぁと思った。次はもうちょい遠くまで行ってみようかな。次っていつだろう。
あ、そうだ湯河原はラーメンの激戦区でもあるらしい。せっかくなのでということで食べてみた湯河原ラーメンの写真を貼って、この旅行記を締めくくろうと思う。