#えむけーろぐ

間違った事を書いていたらやさしく教えてください

一週間地元のお店でランチしてみる活動をやってみた #mkイート

僕の住んでいる杉並区は、都心に通う人たちのベッドタウンとして発展してきた街というだけあってとても住みやすい。が、友達とご飯に行くとなったときはだいたい新宿や渋谷、秋葉原なんかのターミナル駅に行くことが多い。仲の良い人たちはだいたい巨大テック企業の資本力に殴られ港区のタワマンに住むか、さもなくば埼玉千葉神奈川界隈に住んでいたりするので、わざわざこっちまで来てもらうことがなかったのだ。

僕もリモートワークでずっと家にいるとはいえ食事はほぼ自炊か、松屋吉野家サイゼリアなんかのわかりきった店で済ませる事が多いので、地元にどんなお店があるとかはあまり知らなかった。

そんな中、先日G社のワカモノ*1と地元でご飯に行く機会があり、「町中を歩きながらお店を探そう」となった。ついでに僕の家に寄ったりも。道中「これは中華屋さん」「これはたまに行くバー」「これは……初めて見たけどなんのお店だろう」なんて案内人的なことをする中で、「僕の住んでる地域めっちゃ店多いじゃん!全然知らなかった!」となる。

住んでいるのに全然知らないというのは22年間住んだ北海道千歳市でも経験したことだが、同じことを繰り返すのも良くないなということで1年半住んだ今更ではあるがもっと地域のことを知りたいという気持ちが芽生えてきた。

というわけでまずやってみたのが先週一週間地元のお店でランチするという活動、その名も「#mkイート」である。GoToイートに乗っかかってみたが一度もGoToイートを使うことはなかった。歩きながら気分で店を決めていたので。

あえて店名を書くことはしないが、適当に行ったお店を列挙し写真を貼り付けておこうと思う。知り合いで店名が気になる人はFacebookの方には書いたのでそっちを見てください。

月曜日 町の中華屋

町の中華屋。安くておいしい。メニュー多い。オフィス街にありそうな雑な中華屋よりはちょっと小綺麗な感じ。

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油淋鶏定食的なやつだった気がする

火曜日 町の蕎麦屋

町の蕎麦屋。安くて美味しい。メニュー多い。本当に安い。ただのそばなら500円台。かしわ入れたりプラスアルファを求めても600〜700円。天ぷらがつくと1000円超えたかも。おっちゃんがやってた。

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かしわそばだった気がする

水曜日 品の良いおばあさんがやっているランチ屋

2階建ての民家の1階半分がお店になってる感じっぽい。ランチ営業のみでメニューも日替わり定食のみ。800円。食後にコーヒーとプチチョコレートが付いた。自分以外の客が全員店主(品のいいおばあちゃん)と知り合いっぽくてウケた。町内会じゃん。

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日替わりの定食。800円。

木曜日 意識の高いラーメン屋

ここはわりと有名なラーメン屋さんらしい。ミシュランに載ったとかなんとか。メニューは手打ちラーメン一種類のみ。あとはお酒とかトッピングとか。夜は飲み屋になる感じなのかな?よくわからん。雑居ビルの地下のテナントという感じ。あっさり系。

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ラーメン

金曜日 週末限定ランチ営業のみの魚系定食屋

ここも普通の住居の1階をお店にしている感じっぽかったな。週末限定営業なのはなんでなんだろう。ワークライフバランス?魚系のメニューのみで、しらす丼やら焼き魚定食やら。一番人気はフライ系の定食っぽいけど売り切れだったので僕は刺身定食にした。次はもっと早く行ってフライ食べたい。

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刺身定食

* * *

 

とまあそんな感じでした。自分のグルメレビューの語彙力の無さにビビる。まぁ別にそれで食ってないしいいか。

月、火とほぼ同じ町の○○屋じゃねえかよというツッコミをしたくなると思うが、むしろそういうなんの特別なこともない「町の○○屋さん」がすぐ近所にあることこそが実は一番大事だとは思わないだろうか。特別なものがたくさんあるよりも、ありふれたものが当たり前にありふれている方が、ずっと価値があるんじゃないでしょうか。僕の住む町はそんな素敵な町です。

その代わりチェーン店が全然無く、来ては撤退してを繰り返しているらしい。スタバくらいはあってほしいんだけどなぁ。

*1:たぶん1個上

ここ1年くらいの話

というわけで先日最終出社を迎えました。ありがとうございました。

が、新卒で入ったG社を辞めたと思っていた人もおり、そういや社会人になってからの自分のキャリアの話って全然ブログに書いてなかったなぁということを思い出したので、わりと激動だったここ1年くらいの話を書いておこうと思います。

いろいろ書いてたら長くなりすぎたので、自分用メモということにしておきます。なおこれは退職エントリではなく、人生の振り返りです。

G社退職

実はG社は2019年10月末で退職していました。まぁ2017年の夏頃からお世話になっていたので自意識としては2年ちょいくらい在籍していたつもりですが、実際に正社員として入社したのは2019年4月*1なので、履歴書上だと在籍期間半年です。僕に関してはなにかトラブったとかではなく、なんとなく自分の市場価値を知るために参加した転職ドラフトにて、現職からびっくりする額の指名が来たので、まぁ落ちるだろうなと思って受けてみたら内定もらっちゃった、というのがきっかけだったりします。

こう書くと軽いノリでいったみたいですが、当時は結構悩んだ気がします。しかも相談先はみんな社内の人たち。G社の同僚や上司、向かいの席にいた業務委託のおじさんだったりで、引き止めてくれる人もいれば応援してくれる人もいる、という感じでした。ふつうこういう話は自分の中での結論を出してから上司に言うものだと思いますが、迷っている段階から相談出来るくらい僕はG社の人が好きだったし、僕を管理する側の苦労も考えずにそんなことを相談しちゃうような世間知らずで、そしてそういう相談をされたときに会社やチームとしての利益と僕個人のキャリアや成長とを分けて考えてくれる人たちに運良く囲まれていたのだと思います。

決め手はなんだったのか未だによくわかっていません。そもそもカジュアル面談の段階では行く気なんてなく、力試しのつもりでしかありませんでした。指名額は新卒のときの年収より200万UPでとても驚きました。この指名は来年の給与交渉のときにでも使うとして、せっかくだし記念受験でもしておこう、くらいのノリです。自分がこの会社の人達と一緒に働けるイメージなんて湧きませんでしたし、事業にも興味がありませんでした。それに、内定なんかもらっちゃったら当時の僕の給料は一体なんだったんだ?っていう話になっちゃいますしね。

僕は自分に自信がないからか、自分の年収=自分の価値だと思ってしまっていました。もちろんそんなことは絶対にないし、他人をそういう風に見ているつもりは無いのだけど、なぜか自分のことはそう思ってしまいます。頭ではわかっていてもまだ理解しきれるほど大人じゃないというか、発想が貧困なあまり人の善し悪しを判断するものさしが育っていないというか、とにかくこの考え方からは早く脱出したいものです。あと3年はかかるかもしれないけど。

某スタートアップにて

そんなわけで2019年11月から某スタートアップの社員になっていました。たぶんブログでもTwitterでも社名出したこと無いと思うので某のままでいきます。

最初の1週間で合わないなと思いました。合わないだろうなと思って入社して合わないのは当たり前だと思いますが、一方でまぁなんとかなるでしょという気持ちも少しはあったので、ここまで自分が適応出来ない環境が存在するというのは逆にショックでした。3ヶ月の試用期間満了と同時に退職する方向で動き始めていたのですが、いろいろあってそのタイミングを失いました。そのおかげで「とりあえず1年やってみてから辞めよう」と思えたので良かったと思います。

調整役を撤廃し自律分散的に動くことによってスピード感のある事業推進を目指している組織だったので、その枠組みの中で仕事をしていきます。僕も自分の担当領域を持ち、ちゃんと出来ていたかは置いておいて、企画から実装、そして分析やその後の意思決定までをやっていました。そう書くとなんかすごそうですが、実際は自分より上級のエンジニアや協業するメンバー達にかなり助けてもらいながら進めていました。

仕事をこなしていく中で少しずつ、自分は何がつらいのか、自分が会社というものに何を求めているのかが言語化されていくのを感じました。自分が感じるひとつひとつのつらさについて、これは自分の未熟さからくるもの、これはそもそも組織の仕組みやステップからくるもの、これはもはやカルチャーアンマッチでどうしようもない、という風に分けて考えられるようになってきました。この1年間ずっとつらかったですが、その分類と言語化が出来たのは思わぬ収穫です。このステップを踏むことが出来たのは、今後の僕の人生にとってとても良い経験だったと信じています。具体的に何が合わなかったかはまた別の機会にいろいろ書けたらなと思います。

自分が無能であることは19歳くらいの頃から薄々感じ始めていて、20代は少しずつそれを受け入れ前を向いていくための期間だと思っていましたが、この1年で自分の無能さを受け入れざるを得ないシーンがたくさんありました。今後5年くらいかけて向き合うつもりだったものに急に向き合わされることになったので、前向きになれたかどうかは微妙です。この1年、とにかくパフォーマンスが出ませんでした。関わった人全てに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ただ一方で、自己評価と他者からの評価が良い意味で乖離しているな、というのも感じました。四半期に一度の360度評価では「この人の年収はいくらであるべきか」*2といった項目があり、それをもとに給与が決まっていくのですが、幸い下げられるようなことはありませんでした。また、「この人は会社に必要か」という質問でも、自己評価では「いいえ」とつけたのですが、幸い他者からの評価で「いいえ」はありませんでした。もちろん改善点はたくさん頂きましたが、同じくらい良いフィードバックももらうことが出来ました。自己評価の低さが物事の捉え方に歪みを生じさせるということを初めて認識し、高めていきたいと思うようになりました。

辞める前に別件で同僚のエンジニアと話したときも、それなりに勢いある感じでやっていたように見えていたようです。正直かなり驚きましたが、本当にそれなりに勢いある感じでやっていたのか、それとも目の前の仕事にちゃんと集中出来ている人の目にはダメな他人の姿なんて映らないというだけの話なのかはよくわかりません。

ちょうど1年で辞めるならそろそろ会社選び始めないとな、と思ったタイミングでまた転職活動をはじめました。新卒の会社も2社目もわりと流れで決まったので、自分が選ぶ側になるのは初めてです。ありがたいことにいくつか良い話があり、すぐ決まったので良かったです。ただこれは自分が絶対的に優秀だからというよりは、若さの割にコードを書いた量や技術領域が広く、ポテンシャルがありそうだからということだと思っています。そこにあぐらをかいて努力をやめてしまい、このまま30歳、40歳、となっていくとだいぶキツいおっさんが出来上がるだろうな、という自覚はあります。

得たもの

そんなわけで僕にとっては激動の1年という感じでけっこう大変だったのですが、一方で得たものがたくさんあります。

360度評価それそのものは結構厳しい質問が多いなという印象でしたが、良かった点・改善点を一緒に働いていた仲間から頂けるのはとても良い経験でした。特に、一緒に同じ目的に向かって走っていた違う職種の方からフィードバックを頂けるのが最高でした。ちょっと前に流行った「事業がわかるエンジニア」*3になりたいなーと学生の頃から思っていて、それは自分の頭の良さや技術力の伸びに自信が無くなってしまったことの裏返しだったりするわけですが、「専門職だけど良い意味でそれを感じさせず、一緒に仕事しやすい」「セールスサイドを巻き込める」といったフィードバックを頂いたときは救われた気持ちになりました。自分の技術力不足をごまかすために言っていた「エンジニア以外の人たちといい感じに協業したい」という言葉が、少しずつホンモノになっていくのを感じることが出来ました。

また、自分の仕事について客観的に説明するという能力も身につけることが出来るようになった……のかどうかはともかく、少なくともその必要性について強く認識することは出来ました。単純に他職種の人とコミュニケーションをしていく中でも身につきましたし、ある施策の効果を見積もり実装し回してみて、その効果を分析しこれからどうするか意思決定していくという流れを通じての学びが大きかったです。自分の仕事の効果について数字ベースで語ること。自分の仕事によってお金を稼げる一方で他の部分にネガが出てしまうから、それを計測し交渉するなりネガを薄めるなりの次の一手を考えること。全部ちゃんと出来るようになったかは謎ですが、その必要性を認識しやり方を知っているというのは今後の強みになると思います。あとは数をこなして精度とスピードを上げていきたいです。

他にも要素技術としてSwiftによるiOSアプリケーション開発やAWSによるインフラ管理、お手製Rubyライブラリ群のコードリーティング力など、いろいろと得られたものがありましたが、この会社だからこそ身につけられたものとしてはやはり上で挙げたようなものが大きいのかなと思っています。

これらのものは全て自分で取りに行ったというよりは、会社の仕組みの上に乗っかっていく中で、上級のエンジニアや一緒に働く人達の助けを借りながら気づいたら得ていたものでした。環境が人を育てるというのは本当なんだなと思いましたし、『情熱プログラマー の「一番の下手くそでいよう」の効能はまさにこのことなんだなと思いました。

そして何よりも、ある回の360度評価で「この人だからこそ一緒に仕事がしたいと思えます。」と書いてもらえたのは正直とても嬉しかったです。こんなこと言われたの人生で初めてだったし、自分みたいな人間でも人の役に立てることがあるんだと思えました。

今後

そんな感じでいろいろあった1年でしたが、11月からはまた新しいステップが始まることになります。次は組織体制や文化などについて色々と調べた上でめちゃくちゃマッチするだろうと思って行く会社なので、とても楽しみです。

今後しばらくは自分個人のWebエンジニアとしての技術力を底上げしつつ、チームを強くすること、リードしていくこと、そして引き続き他職種・他チームといい感じに協業しながら事業を伸ばしていくことを頑張っていきたいです。

あとは説得力ゼロだとは思いますが、キャリアを安定させたいです。僕自身はわりと保守的な考えで、ひとつの会社にそれなりに長くいた方が良いと思っています。不安定なキャリアでも、ちゃんと背景を説明出来てかつ仕事上での価値を出せれば良いと思う一方で、今後年齢が上がってきたり大きな会社を狙いにいくとなるとその説明をするためのステージにすら立たせてもらえないということが容易に想像出来ます。ローンも組めなくなりそうだし。

これまでいろいろな人に相談させてもらいながらキャリアを構築してきました。今後もきっといろいろな人にお世話になると思います。今この瞬間だけを切り取れば僕はかなりヤバい奴ですが、この経験を糧により良いキャリアを歩んでいき、いつかまた僕を助けてくれた人たちのように僕も誰かを助けられるようになっていきたいと思っています。

こんな感じですが、今後ともよろしくお願いします!

一人旅 湯河原に行ってきたよ

諸事情*1で1週間ほど人生の秋休みが発生した。GoToトラベルキャンペーンに乗っかかりたかったわけじゃないけど、そういや社会人なってから異常にお金が無かったり異常に忙しかったりで旅行とか行ってないなぁと思ったので、一人旅をしてみることにした。

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場所は湯河原。たまたまじゃらんで検索して予約が空いてた近場がそこだったから。あんまり関東の温泉地知らないのだけど、結構有名ドコロではあるらしい。場所的には神奈川県と静岡県の境目あたり。東京駅から特急「踊り子」に乗り1時間ちょい。

駅前

観光で潤った街の駅前という感じ。建物もオシャレでいいですね。思ったより路線バスが発達しているようだ。田舎あるあるの1時間に1本みたいな感じではなく、10分20分待てばとりあえず乗れるというような感じ。まぁ神奈川県だしな。

広場には手湯があった。温泉街らしくて良い感じ。

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無色透明な温泉が湧いていた。僕も無職なのでちょうどいい。

宿まで少し時間があったので、海に行くことにした。駅から歩いて15分くらいかな?海まで行く途中の町並みはこんな感じ。

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海はこんな感じ。まぁ、海だよねという感想しかなかった。釣り人がたくさんいた。いろいろ釣れるらしい。

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人間国宝美術館

海に行く途中に見えた人間国宝美術館という看板が非常に気になっていた。調べてみると海から駅に帰る途中にあるらしくひとまず建物だけでも見に行くことに。

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なかなかおもしろい名前だなぁどうしようかなぁと覗き込んだら受付の方と思いっきり目があったので入ることにww入場料1000円に抹茶のサービスがついていた。

結果、なかなかおもしろい体験が出来た気がする。

4階建てのビルで、一度最上階までエレベーターで上がったあと下りながら順路を回っていく。美術館の名の通り、人間国宝が作った作品はもちろん、いろいろなジャンルの美術品が展示されている。あんまり詳しくないので興味ある方は適当に公式のWebサイトでも見てください。

www.nikobi.com

ちょうど作品入れ替え中の職員さんの方がいたので色々お話を聞いてみたところ、この美術館は実業家である山口伸廣さんという方が個人で運営されているそうだ。

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人間国宝美術館オーナーの山口伸廣さん

「多忙な現代人にとって高級な美に触れて快い時間を過ごすことが必要」という使命のもと設立されただけあって、あんまり美術館とか行かないので他と比べてどうという話は出来ないけれど、初心者向けの説明が多かったり、普段の暮らしの中で美術品を楽しむというテーマのもと集められた作品だったりが展示されている。また作品はすべて撮影OKだった。

その道の人から見れば「なんでこんなところにこんな作品が!?」と驚くような、充実した展示内容らしい。職員さん曰く館内の作品で一番高いのはこのお皿だそう。

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他にもせんとくん作者の籔内佐斗司さんの作品があったり、

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「家族で囲む日々の食卓を美術品でやってみた」的なテーマの展示があったり。

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館内を一通り回り終えると、1階で抹茶を頂ける。人間国宝が作った茶碗を使って抹茶を飲めるそうだ。20万円くらいから400万円くらいまでの値がついた茶碗が並ぶ。そこからひとつを選ぶ。見た目のかっこよさと最悪の場合を考えて40万円のやつにした。

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用の美というか、ただ展示するだけでなく実際に使ってもらうことで色々と感じ取ってもらいたいというオーナーの意向からこのサービスをやっているとのこと。創設から13年、お客さんがみんな大事に扱ってくれる(当たり前)ので今まで割ってしまった人はいないらしい。

宿

宿はニューウェルシティ湯河原というところにした。空いてたので。

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館内は小綺麗な感じ。2018年にリニューアルしてたらしい。湯河原は海と山と川に囲われた街で、今回泊まった旅館はその川のほとりにある。そしてこれは全くの偶然なのだけど、その川の名は千歳川というらしい。僕の生まれ育った北海道千歳市にも千歳川があったので、なにか親近感が湧く。

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温泉はふたつあった。日帰り利用も出来る露天風呂「いずみの湯」と、地下の大浴場。地下の大浴場は正直しょぼかったので露天風呂をおすすめしたい。

食事も豪華でなかなか良かった。

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みかん狩り

今回は一泊二日の旅行なので翌朝にチェックアウト。早起きに成功して思ったより時間があったので、前日駅前で見かけて気になっていたみかん狩りに行ってみることに。

休日は駅前まで迎えに来てくれる電話番号があったのだけど、平日は不通のようだったのでこれまた駅から10分ほど歩いたところにある案内所に行く。5分ほど待っていたらバンが来て、そこにのって農場へ。

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農場はちょっとした斜面にあった。400円で取り放題、持ち帰りは禁止。

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みかんって木になるものなんだという学びがあった。いやなんとなく知ってはいたんだけど、実物を見るのは初めてかも。

色がついていても大きいのはすっぱい印象。色が濃くて小さいやつのほうが甘かったかな。みかんの旬って12月頃のはずで、10月末だとまだ熟していないというのもあったかもしれない。

パワースポット

みかん狩りを終えてもまだ時間があったので、駅近くにあるパワースポットに行くことにした。なんのパワーがもらえるかは知らない。

城願寺というお寺にある樹齢800年ほどのビャクシン。これが何らかのパワーを与えてくれるらしい。

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自然の香りがしてよかった。

おわり

とまあそんな感じで楽しかった旅行でした。GoToトラベルを理解するのにエネルギーを使い果たしてしまい、宿と電車以外の決めずに行ったのだけどそれでもいきあたりばったりでめちゃくちゃ楽しめたので良かった。

学校の研修旅行や会社のワークショップなんかで温泉旅館行ったことはあっても、純粋な一人旅で温泉旅館って行ったことなかったので、たまにはこういうのも良いなぁと思った。次はもうちょい遠くまで行ってみようかな。次っていつだろう。

あ、そうだ湯河原はラーメンの激戦区でもあるらしい。せっかくなのでということで食べてみた湯河原ラーメンの写真を貼って、この旅行記を締めくくろうと思う。

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続・無印良品の足なり直角靴下 〜ショート丈編〜

2月に購入した無印良品の足なり直角靴下。実はショート丈のもあったということにいまさら気づいた。

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無印良品の足なり直角 ショート丈靴下

冬はロング丈でいいけど、春〜秋あたりはショート丈がいいよね。まだ冬に突入する前に気づけてよかった。

blog.m6a.jp

東証システム障害、REWORKで読んだ「ダメージコントロール」の話

毎月1日になるとクレジットカードの利用額がリセットされてヤッホーウという気持ちになるのだけど、この10月の1日はそれとは別にいろいろと大変なこと、具体的には東京証券取引所のシステム障害が起きていたみたいだ。

概要はこのへん。*1

www.itmedia.co.jp

その日の夕方に東証の社長や役員、そしてCIOを交えた記者会見があり、どうやらその評判がかなり良かったらしい。僕も全部は見ていないものの、半分くらいを1.5倍速で見た感じだと、「え、この人ちゃんとCIOしてる。責任の範囲を明確にしつつ、謝罪すべきところで謝罪し、かつ事象を的確に説明している。」という感想だった。

www.youtube.com

このへんの話をあんまり追いかけているわけでもないし、別にこのブログで誰かを叩きたいわけではないので詳しいことは言わないけれど、でも僕の観測している範囲の人たちによれば、直近で起きた似たような他社事例よりもかなり良い対応だったらしい。この記事とかわかりやすいかも。

cybersecurity-jp.com

で、この一連の流れを見て思い出したのが、昔読んだREWORK*2という本の「ダメージコントロール」という章の一節だ。

1989年、エクソンのオイルタンカーが、アラスカのプリンスウィリアム湾で座礁し、1100万ガロンの原油が流出した事故があった。エクソンの対応は鈍く、アラスカに救援を送るのにも時間がかかった。エクソンの社長がアラスカへ赴いたのは事故から2週間後で、遠い現地で行われた記者会見にはマスコミもなかなか行けなかった。これは、PR上の大失敗である。世間に隠し事をし、別に事故は大したことではない、と言い張ったも同じだ。

それに比べ、ピッツバーグ近辺で同時期に起こったアッシュランド・オイル社の原油流出事故は対象的だった。アッシュランド社長のジョン・ホールはすぐ事故現場へ向かい、すべてを除去すると誓ったのだ。さらにみずから報道機関に出向き、これから何をするかを説明し、世間の質問にも答えたのだ。その日のうちに「腐敗した石油会社がまたやらかした」という論調を「善良な石油会社が善処しようとしている」に変えたのだ。

小さなチーム、大きな仕事――働き方の新スタンダード (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

まぁ現実はここに書いてあるような「善良な証券取引所が善処しようとしている」という論調に世の中がなっているかというと、残念ながらそうではないみたいだけど、少なくともある程度IT業界に詳しい人の間ではそうなっているようには見えるし、同時期にまぁそれはそれは色々なことがあったので、そういう意味でもこの文章と結びつけてしまうのであった。

さてじゃあこの教訓というかぼんやりと考えたことをどう活かすかといえば、僕は原油のタンカーや証券取引所のシステムみたいな、世の中の皆様に多大なる影響を与えるような仕事をしているわけではないのでなんとも言えないところだけど、少なくともなにかやらかしてしまっても、先に貼った記事に書いてあるような責任の自覚や余談のない説明、そして早い段階でリスクを判断するといったあたりをまずは真似してみればいいんじゃないかなと、このうちひとつも出来てなさそうな近頃の自分の仕事ぶりを振り返りながら思うのであった。

*1:一応参考リンクでも貼ろうと思ったけど、東証と富士通に正義の鐵槌を下したい系の記事が多くて探すのがちょっと大変だった。淡々と事実だけ書いてあるITmediaの記事を貼ったんだけど、なんと著者は俺達のmazzoさん!流石〜。

*2:原題がREWORKなのになんで邦題は『小さなチーム、大きな仕事』なんだろう。

Turbo Boost Switcherのご紹介: Macの爆音爆熱問題はTurbo Boostをオフにして解決しよう

忙しい人向け: Turbo Boost Switcher Pro 入れるといいよ 9ドルだから買おう

 

自宅ではMac mini 2018を使っているのだけど、これがまた爆音爆熱で困る。ちょっとなにかするだけですぐファンが爆音を立てて回り始める。CPUの温度は90℃台行くのが当たり前。あと少しで100℃ということが何度もあった。

当たり前のように90℃台を叩き出すのであまり気にしていなかったのだけど、CPUというのはだいたい100℃くらいが限界で、60℃〜80℃くらいで動かすのが適正らしい。

Intel社の公式見解では、CPUが稼働できる熱の限界は「100度」とされています。しかしこれはあくまでも「動作する」というレベルで、安全に使える温度ではありません。

では安全な温度は何度かというと「60度から80度」が一般的です。自作歴の長いベテランの間では、最高でも60度前後を目指すことが多いようですね。

CPUの温度は何度まで安全なのか? | BTOマニア

普通に使ってるだけでこれはおかしいだろうと色々調べてみたところ、どうやら爆熱の原因はTurbo Boostにあるらしい。これはIntelが開発した技術で、CPUの周波数を定格よりも上げることによって高速で処理を行うことが出来るもののようだ。CPUの周波数を上げてしまえば高い処理能力を手にする代わりに、熱が発生してしまうもの。Macを買うときに「3.2GHz 6コア第8世代Intel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.6GHz)」というような表記がされていると思うが、まさにそのTurbo Boostが大事な大事なMac miniを爆熱たらしめる要因だったのだ。

www.intel.co.jp

で、このTurbo BoostをオフにしてしまうことによってMacが熱くなりすぎるのを防いだり、バッテリーの消費を抑えたりするというハックがあるらしい。そのためのソフトウェアがこのTurbo Boost Switcherだ。

tbswitcher.rugarciap.com

無料版と有料版があり、無料版はスリープから復帰するたびに手動で有効にしなければならないなどあんまり使い勝手よくなさそうなのと、フル機能の有料版も9ドル程度とこの手のツール系アプリにしては安い方だったのでPro版を購入。購入はGumroad経由で行う。

gumroad.com

インストールしてTurbo Boostをオフにしてみたところ、普通にRuby / Railsの開発をしつつChromeでたくさんタブ開いて作業する分には70℃前後で推移するように。Turbo Boostを切るということは即ちCPUの動作周波数を上げさせないということなので、処理能力は下がっているはずなのだけど、別に問題ない印象。僕がする程度の作業なら定格の周波数で十分なんだろう。むしろ温度の上がりすぎによるクロックダウンが発生しないせいか、安定している気すらする。

ステータスバーに常駐させてON/OFF切り替えもかんたんに出来るのだけど、今の所ずっとオフで問題ないなぁと思っているので起動時に勝手にTurbo Boostをオフにするようにした。これもきっとPro版のみの機能。便利過ぎるし爆音爆熱によるストレスから9ドルで開放されるのだからさっさと買っちゃいましょうみなさん。

設定画面はこんな感じ。インストール直後はDisable Turbo Boostしてもうまく無効になってくれない気がするけど、何度かやるとうまくいく。それかOpen at Loginにチェックだけ入れてさっさと再起動するのが良いかも。

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雷マークにOFFと書いてあるのがTurbo Boost Switcher Proのアイコン

Apple信者界の大正義Marco Arment先生もこのように仰っているので、余程重いタスクをやるわけでは無いのに爆熱爆音電力ドカ食いに困っている方がいらっしゃったら、ぜひぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

半沢直樹

ついさっき放送された最終回を観た。おもしろかった。もう小学生くらいの頃にはテレビなんかよりインターネットのほうがおもしろいなーと思っていたので、そもそも人生で曜日時間指定でテレビの前に座って待機みたいなことをしたことがあまり無いのだけど、その価値があるくらいおもしろいなーと思った。まぁ相変わらずCMがウザすぎてイライラはしたけど、無料で観てるんだから仕方がないよね。SNSに広告が挟まってるのと一緒ですよ、はい。すいません。

www.tbs.co.jp

そもそも半沢直樹は気づいたら始まっていたというか、Twitterのタイムラインにいろんなキャプチャ画像が流れてきたのを見て「あ、新しいのやってるんか」と気づいたくらいで、その頃にはもう中盤に差し掛かった頃だった上、TVerやらNetflixやらでの配信はやらないという話だったので完全に乗り遅れ状態という感じだった。まぁ2013年の前作も名シーンは教養として知ってるくらいで観てなかったし。そんなんだったんだけど、残るは最終話のみというタイミングで突然の一週間限定配信。正直びっくりしたし、「おぉそれだったら観てやってもいいかな」なんて斜に構えていったらドハマリ。

そもそも配信やらないんだーって知ったのは、ググって出てきた以下の記事を読んだから。もちろんこれは制作陣がそう言っているのではなく、誰かが勝手にそういう予想をしたというだけ。

今回の「半沢直樹」はフル尺の見逃し配信を現在はやってない(ダイジェストと次回予告のみ)。テレビなんだから「リアルで見させる」ことにこだわっている。日曜夜9時に家でテレビで見るということにこだわって作られている気がする。

半沢直樹、いまどき見逃しフル配信をしない理由とは? 鈴木おさむが感じた制作側のこだわり (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット) 

正直これを読んだとき、「まったくもう時代が違うんだよ時代がぁぁぁぁ(大和田常務風」と思ったのだけど、でも今は当たり前となった見逃し配信をこんだけ力を入れて作った名作でやらないということは、たぶんそういうことなんだろうなぁと。

っていうふうに思ってた中での配信開始だったから、なんか色々思っちゃうわけですよね。「あ〜思ったより視聴率良くなかったのかな?」「いよいよテレビの時代もオワリかな?」とか。。

たまにTVerなりHuluなりでごはん作りながらスマホで月曜から夜ふかし見るとか、PC作業中にBGM代わりにかりそめ天国見るとかみたいな、そういうコンテンツの楽しみ方をしている身からすると、正直時間も曜日も決められて(基本は)テレビの前に張り付くことを求められ、さらにうるさいCMで番組も中断されるってありえないので、なんかもっといろいろ頑張ってほしいですね。

(なんかめっちゃ上から目線な文章になってしまった。。。)