※この記事はmktakuya Advent Calendar 2018 12日目の記事です。
今日は12日目ということで、自分アドベントカレンダーの折り返し地点となる。特に書くことも無いので、『Webサービスのつくり方 ――「新しい」を生み出すための33のエッセイ』という本について紹介しようと思う。
Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)
- 作者: 和田裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ゆーすけべーさんという方が書いた、文字通り「Webサービスのつくり方」の本だ。プログラミングの話だけでなく、心構えの部分から、アイデアの出し方、企画と設計・開発、そして運用やプロモーションまで、Webサービスを作るのに必要な事を広く網羅してくれている。
僕がこの本に出会ったのは、後輩たちと北海道学生アプリコンテスト2018に出るための活動を始めた時だ。これまで(学生インターンを雇って給料を出せるくらいには)成長したWebサービスの開発しかしてこなかった僕が、設計や開発以前のアイデア出し、ゼロからアプリ作りを始めるにあたって、どうすれば良いかわからなかったのでこの本を買った。
もちろん、趣味でアプリを作ったりした経験から、なんとなくどうすればいいのかは感覚としてあったのだけど、仲間と一緒に作るにあたっては、そんなふわふわしたものではなく、ちゃんとうまく言葉として表されたやり方が必要だった。
そんな時に、この本がすごく役に立つ。特に、「実装までにつくる企画の全て」という項目と、「アイデアの発想法」という項目が役に立った。サービスをつくる時は、その原動力となる、個々人が持つ揺るがない気持ち「哲学」から、具体的な「アイデア」に落とし込んでいき、そして戦う領域「テーマ」を決め……といった具合にやっていくそうだ。また、「アイデアは新しい組み合わせ」といった、アイデア出ない地獄に陥ると忘れてしまいがちな教訓も書いてたりする。詳しくは本を買って読んでほしい。
書いている内容が広いぶん、ひとつひとつに関しては若干薄い部分があるかもしれないけど、それでも今すぐに実行可能な事を書いてあるし、何よりキーワードを提示してもらえているので、あとはググれば良い話だ。
古い本なので微妙に手に入りづらいかもしれないけど、KindleやiBooks版もあるので、これから何か作ろうという人にはぜひオススメしたい一冊である。