#えむけーろぐ

試される大地HOKKAIDOから多様性の街TOKYOへ

どんな改善もまずは計測から

うちの会社には目標管理制度(Management by Objectives: MBO)という仕組みがある。年度目標の設定とそれを達成するための四半期ごとの目標をリーダーと個人とで設定し、四半期ごとに結果の振り返りと評価、そして次の期間に向けた目標のすり合わせを行うというものだ。MBOで目標を設定する際に重要な基本原則をSMART*1と呼ぶが、その一つにMeasurable(計測可能)にするというのがある。ただ単に「たくさん仕事をこなす!」だけじゃなくて、「1日2つ以上のPull Requestをこなす。」という目標の方が良いとかそういう感じだと思う。そうしないと、期末のレビューの時に振り返ろうにも結局目標を達成できたのかどうなのかが曖昧になってしまうからだ。

僕はひとまずは自身の生産性を改善したいな、と思っているから、それを目標にしたいのだが、上にも書いたとおり目標はSMARTでなければいけない。とはいえ現状の自分の状態をあんまり知らないのに測定可能でかつ達成可能な目標を設定することなんて出来ない。まずは、今の自分の状態を計測する必要がある。どんな改善もまずは計測から、というわけだ。

というわけで、ポモドーロ・テクニックを導入してみた。ポモドーロ・テクニックとは生産性向上のためのメソッドのひとつで、25分の集中作業と5分の休憩からなる30分を1ポモドーロとして、あるタスクが何ポモドーロかかるかを見積もり、実際そのタスクを完了するのにかかったポモドーロ数も記録するというものだ。25分の作業時間中は他のことをしてはいけないし、5分間の休憩中には作業をしてはならない。詳しい説明はこのあたりとか、最近出たこの本を参照してほしい。

どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門

どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門

  • 作者: フランチェスコ・シリロ,斉藤裕一
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2019/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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朝出社したら、今日やるべきタスクをチームのカンバンから洗い出し、それを1〜5ポモドーロ以内で達成できる小タスクに分割する。僕はこのタスクの見積もり作業に1ポモドーロを使っている。見積もりを終えたあとは、そのリストに書いてあるタスクをポモドーロ・テクニックを利用してこなしていくだけ。僕はFocusListというアプリを愛用している。シンプルなタスクのリストとタイマーがついていて、今日やったタスクとそのタスクへの見積もりと実際に掛かった時間を閲覧できる。何よりも素晴らしいのは、iOSアプリとMacアプリとでリストやタイマーの状態がリアルタイムに同期されていくことだ。公式サイトにはApple Watch対応っぽいことが書いてあるが、そんな設定は見当たらない。

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作業リストと各タスクの見積もり時間

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作業中のタイマーの様子。このタイマーはiOSアプリとリアルタイムに同期されている。

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stats機能。今日やったタスクと見積もり/かかった時間が可視化されている。

ポモドーロ中に作業の中断(同僚に話しかけられる、ついついTwitterが気になってみてしまう)があった場合はそのポモドーロは中断(ポモドーロの完了として数えない)し、また新たにポモドーロを開始する、というのが元祖ポモドーロのやり方らしい。8時間労働の場合単純計算で1日16ポモドーロクリア出来る計算になるが、実際は10ポモドーロも出来ればすごいとのこと。僕は今の所、調子が良くて6ポモドーロくらい。悪い日は……、、、とまぁそんな感じでポモドーロ・テクニックを導入することによって、自身の生産性を日々計測している、というわけだ。ついでに、タスクの見積もりの能力も身につくと思う。

毎日、退勤前に「今日はこのタスクを3ポモドーロでやる予定だったけど実際には5ポモドーロかかってしまった。原因は〜。」と振り返るようにしている。見積もりよりも時間がかかってしまった原因を特定し、その原因を潰していけば、結果自身の生産性の改善につながるはずだからだ。

今はまだやり始めて2週間くらいだから、見積もりの精度もあまり良くないが、そのうち自分にあった見積もりをすることが出来るようになってくると思う。そうしたら、同じようなタスクをより少ないポモドーロでこなせるようになってくるはず。

 

こういった話はrebuild.fmのhigeponさんがよく話している。また過去回を聞き直してみようかな。

rebuild.fm