#えむけーろぐ

試される大地HOKKAIDOから多様性の街TOKYOへ

Rails Girls Tokyo 12thにコーチとして参加した #railsgirlstokyo

はじめに

2019年8月3日(土)に開催された、「Rails Girls Tokyo 12th」というイベントにコーチとして参加してきた。

railsgirls.com

Rails Girlsとは

Rails Girlsは、プログラミング初心者がコーチと一緒にRailsでWebアプリケーションを開発し、プログラミングを学ぶイベントだ。名前の通り、対象者はWebアプリケーションを作ってみたい女性(Girlsと呼ばれる)と、その同伴の男性だ。

Rails Girls Guidesの日本語版には、以下のような記述がある。

Rails Girlsはより多くの女性がプログラミングに親しみ、アイデアを形にできる技術を身につける手助けをするコミュニティです。

Rails Girls - Japanese

2010年にヘルシンキで最初のRails Girlsが開催されてから、世界各地で開催されている。日本における最初のイベントは2012年の東京で、それから札幌や京都、仙台など日本各地で開催されているようだ。

railsgirls.jp

今回は12回目の東京開催で、オーガナイザーはらいむさん @lime1024だった。

きっかけ

きっかけは、らいむさんにコーチのお誘いを頂いたことだ。らいむさんは、苫小牧高専の先輩だ。僕が中3の時に5年生だったから、かぶってはいないのだけど。前々からTwitterで絡んでくれていた。

コーチへのお誘いを頂いたのは6月末くらい。上京から3ヶ月、そろそろ東京のRuby界隈に知り合いを作りたいな〜なんて思っていたタイミングだったので、これは良いチャンス!ということで応募してみた。

応募するにあたって、実は少しだけ「なんで女性限定?」という気持ちがあった。応募前に、公式WebサイトのAffirmative actionの項目を読んだり、伊藤淳一さん @jnchitoの記事を読んだりした。伊藤さんが過去大阪開催のイベントに参加された際に、他のコーチからこんなことをお聞きしたらしい。

  • 日本のITエンジニアの世界は、まだまだ比率的に男性の方が圧倒的に多い
  • いろんな勉強会や初心者向けのイベントもあるが、そういった場所でも男性が多いので、(主催者がいくら「女性でもOK」と強調しても)女性にとっては敷居が高い
  • たとえば、逆の立場になって、料理教室に通うことを考えてみてほしい。料理教室は通常、女性が多い。「女性の中に男性が1人」という状況でも、躊躇なく参加できますか?
  • そんなときに「男性のための料理教室」というイベントがあったら、気軽に参加しやすいと思いませんか?

Rails Girls Osaka #5 に参加して、女性限定イベントであることの意味を考えた #railsgirlsosaka - give IT a try

確かに、高専の情報工学科でもそして就職先でも、女性の割合は少ないなぁという実感はあった。そういった現状に対するコミット、機会の平等を少しでも推し進めていく自分なりの活動として、ここでコーチをやってみるのもアリだなぁと思ったのであった。

イベント

コーチで集まりイベントの意義の確認やガイドの読み合わせをする素振りイベント、前日に参加者さんに来てもらって環境構築を行うインストール・デイを経て、いよいよ8月3日(土)に「Rails Girls Tokyo 12th」が開催された。

当日はいくつかのチームに分かれてコーチとGirlsと一緒にアプリを作っていく。僕は、Windowsユーザの集まるとうもろこしチーム担当だった。

イベント当日はこんな感じ。

ガイドの大まかな流れは、rails newしてscaffoldしてアイデアメモアプリを作り、画像アップロード機能を作ってBootstrapで味付けした後Herokuにデプロイという感じ。僕らのチームは全員無事に全行程を完了出来た上、追加機能を作ってみたり、もっと凝ったデザインにしてみたりというGirlsもいた。

アイデアメモアプリをどう良くしていくかのアイデアをアイデアメモアプリに書いて、一緒に機能を考えながら作っていくというのはすごく楽しい体験だったし、担当させてもらった方も楽しんでくれてたら良いな、と思う。

コーチLT

イベント終了後にコーチLTの機会があったので登壇させてもらった。発表資料は以下の通り。

speakerdeck.com

自分は高専生時代に、「プログラミング言語の使い方は覚えたけどじゃあそこから何をすればいいんだ……?」という悩みがあった。ひたすら教科書のサンプル問題を解き続けたりプログラマのバイトをしてみたり、プログラミング教育ごっこをしてみたりしたけどまだ楽しさを理解出来ず、RubyやRailsを使うだけでそれらそのものを作る事に興味を持てない自分に後ろめたさを感じながら過ごしていた。そんな中、「あ、これは楽しいな」と思えたのが、仲間とアプリ開発コンテストに出てみるということだった。LTでは、「プログラミングの続け方」のひとつの例として、「僕は感じだったよ〜」という発表にしたつもり。もちろん人によって楽しいと感じるポイントは違うと思う。

他には、オーガナイザーのemorimaさんや、a_matsudaさん、べーたさん @beta_chelseaのLTがあった。どれもおもしろい発表でとても良かった。

beta-chelsea.hatenadiary.jp

おわりに

個人的に一番楽しかったのは、僕が担当させて頂いたGirlsが、一通り機能を作り終わったあとに「追加機能を作りたい!」と言ってくれて、ざっくり要求や設計をしながら一緒に作っていったことだった。

ただ開催して終わりではなく、イベントが終わってもSlackで繋がり続けていられるし、東京に関してはRails Girls Tokyo, more!という卒業生向けのグループ、イベントもある。「プログラミングに親しみ、アイデアを形にできる技術を身につける手助けをするコミュニティ」として、この在り方はとても良いなと思っている。

個人的にも、このイベントのおかげで東京のRuby界隈といち早く繋がりを作ることが出来たと思う。

こんなに楽しいイベントを企画・開催してくれたスタッフの皆さん、コーチの皆さん、参加者の皆さん、誘ってくれたらいむさん、そしてスポンサーのみなさん、ありがとうございました!!!

同じくコーチとして参加した𝚌𝚑𝚒𝚗𝚊𝚝𝚣さん @chinatz_がRubyist Magazine 0060号に記事を投稿してたので、ここに共有しておきます。

magazine.rubyist.net