#えむけーろぐ

間違った事を書いていたらやさしく教えてください

最近バズった記事への答えを半年前の会社ブログに書いてた件

※ この記事はmktakuya Advent Calendar 2023 8日目の記事です。

最近、僕のタイムラインにこんな記事が飛び込んできた。

qiita.com

記事では、新メンバーの適応と活躍を妨げる8つのアンチパターンとその対応策について解説されていた。この記事を読んで思ったのが、「これって要するにオンボーディングの失敗だな」ということだ。多くの企業において、オンボーディングの目的は「早期離職の防止」や「定着化」、さらには「早く長く活躍してもらうこと」のはずだ。8つのアンチパターンをやってしまうことによってそれらが達成されないのであれば、それはつまりオンボーディングの失敗と言えるであろう。

そして、僕はオンボーディングに関しては一家言あるというわけでもないが、人よりは熱量を持っている。歳の割にはオンボーディングする側もされる側*1も多かったので、その知見について社内で発表したり、ブログにまとめたりすることがあった。

そのアウトプットのうちのひとつが下記の記事だ。開発チームの新メンバーのオンボーディングタスクを選定する際に考えていることが書いてある。

techblog.raksul.com

例えば、かんたんかつ締切の無いタスクを選定してお渡しし、その実装を通じて開発フローを覚えて頂くことは、「②自分のやり方で自由にやってください」や「③即戦力として取り扱う」、「④十分な教育機関がない」のほか、「⑧最初から難しいタスクを任せる」あたりへのアンチテーゼとなる。

また、そのタスクも社内の誰かの仕事に関わるもの*2にして、リリースや周知もおまかせしているのだが、これはまさに「⑦チームの貢献になっていることを実感させない」をクリアするために仕込んでいるポイントだ。自分は、「早めに成功体験を積んでもらう」と表現することが多い。

そしてもちろん、新メンバーにはメンターが付き基本ペアプロでタスクを進めて頂くので、「①お手並み拝見してしまう」や「⑤ペアプロ・モブプロを一切やらない」にも対策出来ていることになる。

ここまででわかる通り、Qiita記事にあるアンチパターンとその対策を見て、「具体的に何すればええねん!」となったとき、その答えはかつての僕が書いた記事に書いてあるというわけだ。2023年5月の僕は、まるで半年ちょっと後にこの記事がバズることを知っていたかのような記事をバッチリ会社ブログに投稿していた。これは、なかなかすごいことではなかろうか?

などと、イキって書いてみたのだが、実際は「ちょっと新メンバーに対して期待値下げ過ぎかな?」だとか、「いい大人にここまでやるの逆に失礼かな?」とか思わなくもなかったので、冒頭で取り上げたQiita記事がバズって、少し安心したみたいなところもあったりする。

*1:どうしてされる側が多いんだろう……🤔

*2:なんだかんだ社内向け管理画面のちょっとした改修になりがち