#えむけーろぐ

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ロードオブマネジャー

8月14日(月)の週から、エンジニアリングマネージャー(以下EM)になった。

記事とは関係ない

1週間やってみた感想を雑に残しておく。数ヶ月・数年後とか、あるいはEMの更に次のキャリア*1に進むときとかに見返せるとおもしろそう。

変わらなかったこと

  • チーム運営をすること
  • チームビルディングをすること
  • 外部チームとの窓口になること

もともとチーム運営的なところはかなり任せて頂いていたので、上記のようなところは特に変わっていない。

変わったこと

  • 1on1をメンターとして実施するようになったこと
  • メンバーの個人目標を気にするようになったこと
  • マネージャー定例という場に参加するようになったこと

まだ1週間なのでこんなものか。これから目標設定が始まったり、評価のことを考えるようになったり、モチベーション高く働けるような支援をしたり。そういったことをするようになると思う。

前述の通りチームビルディング的なところはずっと仕事としてやってきていたので、今のところ大きく感じる差分はメンバー個人の成長に対して責任を持つようになったというところ。とはいえ、EMになって新しく増えた仕事に関しては、僕の上長が伴走してくれる。かなり心強くて助かる。

その他雑に

メンバーとして入社し1年半くらいやってからEMになるというのは、既にある程度信頼関係の出来ているところでマネジメントの経験を積めるということ。これはかなり心強いことだと思う一方で、お互いにちょっとやりにくいというか、戸惑うところもあると思う。

ちょうど良いタイミングなのか悪いタイミングなのか、今は組織の大変革期にあるようだ。短期での色々な変化に、自分がついていくことすらも大変だ。これからは、自分がまず理解し納得した上で、組織全体とチームをつなぐ必要がある。いきなり完璧に出来るとは思っていないが、試行回数を増やさないと一生うまくなれない。いろいろとアクションを起こしていきたいと思っている。

自分は結構、変なプライドが高いというか、まわりの人に「この人はいろいろうまくやってるな」と思われたがりなところがある。だが、マネジメントという仕事に関しては新しい仕事すぎて、もはやそんな変なプライドを持ってしまう余地がない。これが逆にいい感じに作用してくれて、うまくいかないことどうすればよいかわからないことはどんどん上司や他のマネージャー達に聞くことが出来ている。今後ある程度慣れてきても、この姿勢は継続していきたい。これは弱みを晒すってことではないし、うまくいかないからといって叱責するわけではない、問題が小さいうちに共有すべきみたいなのは上司にも釘を刺されたところだ。

コーチングのスキルについて

まずは、新しく増えた仕事である個の成長に向き合うということに貪欲にチャレンジしていきたい。そのために必要なスキルが、コーチングスキルだ。

1on1めちゃくちゃおもしろくて、僕と部下の1on1のはずが、僕の上司も同席してくれている。なんだそれ、1on1on1じゃんとか思うが、これがなかなか良い。30分の時間のうち、25分は普通に僕と部下で1on1をして、最後の5分で僕の上司から1on1全体に対するフィードバックを頂ける。「◯◯と返したところ、自分だったらこう返すかな。この方が、個の成長に向き合うという1on1の目的に即しているので」とか、「これは組織の振り返りの話だから、レトロとかでやれば良い、もうちょい個の成長の話をしよう」とか言ってくれる。ただの雑談の場になってしまいがちで、かつその状態に対するフィードバックをもらえないがちな1on1を通じて、こうしてコーチングスキルを日々磨いていけるのはとてもありがたい。

チームの振り返りの場にも同席してくれている。1on1が個を対象としたコーチングの場であるならば、振り返りはチームを対象としたコーチングの場だ。もちろんチームには僕も含まれているので、実は1on1よりも難しいかもしれない?上司の受け売りで、振り返りを正しくワークさせることがチームを強くすることに繋がると信じている。現状僕の認識は振り返り=KPTみたいなかなり低いレベルにあるので、勉強していこう。

おわりに

というわけで、EMファーストインプレッションをここに残しておいた。

この記事は土日に書いているし、金曜に上司との1on1をしたなこともありウキウキ気分な記事になってはいるが、ぶっちゃけしんどいこと・しんどそうなことも多い。

とはいえEMをやってみることによって得られるものは大きいと思っているので、まずはいろいろと楽しみながら試行錯誤していければなと思っている。

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*1:単にVPとかCXOとかだけでなく、マネジメントやらないという方向に進むかもしれない